TVアニメ『ロメリア戦記』が10月5日に地上波放送を開始しました。国内の先行配信とCrunchyrollでの海外配信は10月3日から。魔王討伐を終えて婚約破棄を告げられたロメリアが、その先へ歩き出す物語です。
第1話の海外感想では、動じない主人公や、考えていることを心の声で説明しない演出に注目が集まっています。「何を考えているのか気になる」という声から、まだ判断しにくいという意見まで、28件を紹介します。以下、第1話のネタバレを含みます。コメントは一部抜粋・翻訳し、先の展開への予想も含みます。
『ロメリア戦記』第1話への海外の反応
婚約破棄から始まるのに、いつもの空気と違う
第1話を見て、同じお約束でも描き方が大事なんだなと思った。勇者パーティーからの追放と、悪役令嬢ものによくある婚約破棄。その両方があるのに、すごく自然だった。ロメリアは有能だし、人生の次の段階で何をするつもりなのか気になる。
ロメリア、婚約を破棄されてもそこまで気にしていないみたい。王子も完全な嫌なやつには見えない。魔王を倒す旅で、彼女も変わったんじゃないかな。いろいろ見てきたんだろうし、何を考えているのか気になる。
追放と婚約破棄が一度に来たので、最初は警戒していた。でも勇者たちが露骨な悪役ではなく、ある程度まともな人たちに見えるし、別れ方もそこまで険悪ではない。これはいい兆候だと思う。とはいえ、婚約破棄そのものは後で問題になりそう。
予備知識なしで見たから、よくある展開が来ると思っていた。ところが、一面的じゃない登場人物、王子と大きくこじれない別れ方、自分なりの悩みを持つ母親。そういう描き方が新鮮だった。第1話は10点満点。
雰囲気がいい。「豪華なパーティーで突然婚約破棄、みんなびっくり」という始まりではなかったし、王子も徹底した嫌なやつではなかった。絵も動きも音楽もよかった。この調子で続いてほしい。
まだどこへ向かう話なのかはわからないけど、続けて見る。ロメリアの落ち着いた性格が好き。いろいろ侮辱されても、商人の息子にだまされそうになっても、あまり動じないんだよね。
戦わないロメリアは、何を支えていた?
面白いのは、第1話の段階では「本当にあまり役に立っていなかったのかも」とも思えること。よくある追放ものだと、主人公がみんなを支えていたのは一目瞭然なのに、周囲だけが気づいていない。今回は、戦利品を集めていた以外に何をしていたのか、本当にわからない。物資の管理や交渉、旅程の調整をする役だった可能性もある。だからこそ気になる。
↳ 手がかりはいくつかあると思う。魔王の首を証拠として持ち帰るよう促したのは彼女だし、首があっても将軍が疑っていたことを考えると大事な判断だった。事前に王都へ証拠を送っていたらしいし、魔王が本当に死んだか確認したのも彼女。少なくとも、見るのをやめるより先に「どういうことだろう」と思わせてくれた。
↳ 自分も物資や段取りを支える役なのかなと思った。『ダンまち』のリリに近い感じかも。あっちは作戦を考える役でもあるけど。巨大なリュックを背負ってくれる人は、パーティーの成功に大事なんだよ!
チームでいちばん有能そうに描かれているし、物資や段取りを担当していたんじゃないかな。追放ものには、魔法でみんなを支える人か、パーティー全体の補給を管理する人が追い出される展開がある。どちらも重要だけど、特に補給は大事。
自分はかなり警戒している。荷物持ちに最前線で戦えと言っていたのか、作戦担当を軽く見ていたのか、それとも理由もなく支援を隠していたのか。彼女が本当に役立たずだったのでない限り、納得できる種明かしになるとは思えない。ただ、報酬のやり取りや、相手を誘導する交渉はよくできていた。絵も動きもいいから、そこには期待している。
↳ 自分は期待している。本人は役に立たなかったと言っているけど、状況をよく見ているし、複雑な交渉もできる。無理強いせず人を動かせるんだよね。カシューでやりたいことがあって、むしろ婚約を破棄してほしかったのかも、とさえ思う。大当たりになるか盛大に転ぶか、どちらかになりそうだけど、続きは楽しみ。
ほとんど口で説明せずに、自然にかなりの情報を伝えていた。商人とのやり取りを見ていると、彼女が一行のお金や物資を管理していたのかなと思う。魔王の首を切り落とすように言い、証拠の確認も手伝っていた。みんなが仕事をして、使いすぎず、必要な物を持てるように面倒を見ていた人なのかもしれない。
ロメリアは何を調べていたんだろう。ほかの人が知らないことを、明らかに知っている感じがする。王様に会ったときのリュックにも、あのお香以外に何が入っていたのかな。追放ものと悪役令嬢ものに見えるけど、別の何かが動いている気配はある。いくつか答えが出るまでは判断しにくい。
心の声を見せない演出に、好意と戸惑い
心の声がないところが、すごくよかった。主人公が何に突き動かされているのかわからないから、かえってもっと知りたくなる。
細かい説明をかなり省いたのか、それともロメリアの考えや心の声を意図的に見せていないのか。どちらにしても、あまり見ない語り方だし、ロメリアは有能そう。母親は身分にこだわりすぎに見えるけど、少なくとも両親に虐げられたり、家から追い出されたりはしなかった。
絵柄が好き。今回は導入という感じだったので、初回2話だったらもっとよかったかも。心の声がないから、彼女の行動を自分で解釈できるのもいい。動機や目的がわからないことで、物語が気になるし、緊張感も生まれる。この部分は変えないでほしい。
まだ隠されていることが多くて、判断が難しい。勇者たちといたときに動かなかったのは最近のこと? ずっとそうだった? 今は何をしたいの? でも、美術やいろいろなキャラデザは好きだし、登場人物が決まりきった反応をするだけではなく、それぞれ事情を抱えていそうなのはいい。先は読めないけど、この空気は気になる。
見続けるかもしれないけど、どうして「パーティーのお荷物」扱いされるようになったのかが気になる。ほかのメンバーの影響もありそうだし、ロメリア自身の態度が変わったのか、変わったとしたらいつなのかも気になる。
父親の気遣いと、リュックの中身にも注目
母親が家の面目の話をする一方で、父親がちゃんと娘を愛しているのが伝わってきてよかった。傷つけられなかったかを気にして、また旅に出たいと聞くと動揺し、それでも無事でいてほしいと願う。出発前に家族へ財産を残していくのは優しいけど、父親にとっては少し切ないね。
よくある婚約破棄から始まったけど、淡々としたロメリア本人に興味を持った。ミネルボへの対応もよかったし、カシューで何をするつもりなのか楽しみ。父親がまともそうな親だったのも、ちょっと意外だった。
リュックの中身を確かめず、全部報酬として持っていっていいと認めたのは、失敗だったんじゃないかな。ロメリアは見ていて楽しい。このタイプの主人公に弱いんだよね。少し『ルプなな』っぽさも感じる。絵と動きも好き。
なんで『ロメリア戦記』なんてタイトルなんだ? この手の作品は「勇者パーティーを追放されたので悪役令嬢として最強アイテムを全部売ります」みたいな名前にしないといけないんじゃなかったのか。
映像への評価と、「この先どうなる?」という期待
映像はよさそう。戦闘以外にも挑戦的なカットがあるし、全体の画面の組み立てもいい。少し太めの線と色使いも好き。よくあるファンタジーや異世界ものの、彩度が高くて平板な色とは違う。追放ものと悪役令嬢ものの組み合わせに見えるけど、気になる部分はある。
前期の『Livid Lady’s Guide to Getting Even』を、もう少し軽い雰囲気にして映像へ力を入れたような感じがする。新スタジオAtraのデビュー作として、いい出だし。
いいスタートだと思う。逆ハーレムみたいな方向には行かないでほしいな。かっこいい女性主人公が、かっこよく活躍するところを見たい。
ロメリアが軍を組織して、ちゃんと戦争を描く話になってほしい。ファンタジー版『銀河英雄伝説』みたいな感じで。
賢い主人公になりそう。あらすじを見る限り、魔族がまだ領地に残っている状態で、勇者たちに置いていかれたように見えるので、ここから話がどこへ向かうのか気になる。あの勇者たちへ仕返しする展開はあるのかな。今期の中でも、しっかり楽しめそうな作品だと思う。